水谷隼選手など日本人卓球選手の活躍がめざましく、近年卓球が大きな注目を集めるようになってきました。卓球を始めるうえで、プレーを大きく左右するのが卓球ラケットです。今回は、有名ブランドであるバタフライのおすすめ卓球ラケットや、その選び方についてご紹介します。
卓球ラケットの選び方
卓球ラケットはプレースタイルによって様々なバリエーションがあり、正しいラケットの特徴を知ることがとても重要です。まずは、基本的な卓球ラケットの選び方についてご紹介します。
ラケットの種類を決める
卓球のラケットには、ペンホルダーとシェイクハンドの2種類があります。ラケットの形が異なると持ち方も異なり、守備力や攻撃力にも差が出てきます。
憧れの卓球選手のスタイルを参考にしてラケットの種類を決めるのも良いですが、性格や身体能力の適性も関係するため、それぞれの特徴をよく理解して選ぶようにしてください。
ラケットの種類1:ペンホルダー
ペンホルダーは、ペンを持つような形で握るラケットのことを指します。片面のみにラバーを貼り、手首を巧みに使ってラケットの片面のみでボールを打ち返すのがペンホルダーの特徴です。
かつてはプレーがしやすく難度が高くないという理由から、ペンホルダーを選ぶ人が多数派でした。現在ではだいぶ傾向が変わりつつありますが、初心者にはペンホルダーがおすすめでしょう。
ラケットの種類2:シェイクハンド
シェイクハンドは、握手するように手のひら全体を使って握るラケットです。最近では日本でもシェイクハンドを使用する選手が増え、ヨーロッパではほぼ100%の選手がシェイクハンドと言われています。
シェイクハンドではラケットの両面を使用してボールを打ち返すため、バックハンドが打ちやすいというメリットがあります。フォアとバックの切り替えがしやすいため、攻撃のスピードが上がりやすいのもシェイクハンドの特徴です。
グリップを選ぶ
グリップとは、ラケットを握る部分のことを意味します。グリップが手に馴染むかどうかで上達スピードは大きく異なると言われていますので、実際に持ってみて慎重に選ぶようにしてください。
ペンホルダーの場合
ペンホルダーのグリップには、四隅が角ばっている“角型”と重心が中央に寄っている“丸型”の2種類があります。攻め型のプレースタイルの方には角型、守備型の人には丸型がおすすめです。
ペンホルダーはアジア諸国で広く採用されているため、グリップには“中国式”や“日本式”といった名前がついています。中国式は基本的に丸型が多く、操作性に優れているため守備を中心に戦うスタイルの人に向いていると言えるでしょう。
日本式は角ばった形をしており、グリップに指をかける部分があるため面が安定しやすく強いドライブで攻めるスタイルの人に向いています。ラケットを購入する前に実際に握って、手に馴染むかどうかを確認してみてくださいね。
シェイクハンドの場合
シェイクハンドのグリップは、ストレートグリップ(ST)、フレアグリップ(FL)、アナトミックグリップ(AN)、コニックグリップ(CO)の4種類に分かれています。
ストレートグリップは打ち方によって角度をコントロールしやすいため、前に出て攻めのプレーをする中級者以上におすすめです。
フレアグリップは下部が広がった曲線タイプでフィット感が良いため女性や子供でも扱いやすいでしょう。アナトミックグリップはグリップの中央が膨らむ波型になっており、安定感が抜群です。
コニックグリップは面に近いグリップ部分が細くなっており、ラケットが安定しにくい人にもおすすめとされています。実際にラケットを握ってみて、扱いやすいと感じるグリップを選びましょう。
木材の種類で選ぶ
ラケットに使用されている木材の構造によってもスピードやコントロールに差がでます。木材の構造は“合板”、“特殊合板”、“単板”の3種類があり、初心者には合板がおすすめです。
合板とは、複数の板を貼り合わせて作られたラケットのことで、3枚・5枚・7枚の3種類があります。枚数が多いほど重量が重くなるためスピードコントロールは難しくなりますが、強い球を打ちやすくなります。
卓球を始めたばかりなのであれば、バランスの良い5枚の合板を選ぶことをおすすめします。
特殊合板は、性能をアップさせるために、合板の間にカーボンなどを織り込んでいるのが特徴です。どんな素材を織り込むかによって性能に差が出てくるため、自分のプレースタイルをしっかりと理解した上級者向けと言えるでしょう。
単板は1枚の板でできたラケットのことです。日本式ペンホルダーの選手から単板はとても人気が高く、厚みによって打球感に差が出ます。単板は木材の状態をしっかりと見極める必要があるため、卓球に慣れてから上達してから使用すると良いでしょう。
ラバーを選ぶ
ラバーとは、ラケットの表面と裏面に貼る打球面のことです。ペンホルダーのラケットでは、片面のみにラバーを貼ります。
シェイクハンドでは、フォア面とバック面の両方にラバーを貼ります。両面に同じ種類のラバーを貼ることもできますし、別々のものを選んでも構いません。
シェイクハンドの場合、フォア面では回転をかけたドライブを打つことが多いため、回転の良さに重点を置いてラバーを選びましょう。バック面は、相手の球を受けやすいようにラバーの柔軟性に注目してください。
ラバーには様々な厚みのものがあり、厚いラバーは球がよく弾み強い打球が打ちやすくなりますが、ラケットが重くなるためパワーが必要になります。初心者の場合は、“1.5〜1.7mmの中”もしくは“1.7〜1.9mmの厚”と表記してあるものがおすすめです。
【バタフライ】卓球ラケットおすすめ5選!
蝶をあしらったロゴマークで人気のバタフライ。商品のラインナップも豊富で、初級者から上級者まで使用できる様々なラケットが揃っているためどんなレベルの人にも選びやすいブランドです。バタフライのおすすめラケット5選をご紹介します。
初心者・新入生応援セットオールラウンド用
全くの初心者で、ラケット選びに自信がない方にはこの商品がおすすめです。ラバーやボール、ラケットケース、メンテナンス用品もセットに含まれているため、この商品を購入するだけですぐに卓球を始めることができるのも嬉しいポイントでしょう。
付属のラバーは中程度の厚みのものを採用し、硬すぎず柔らかすぎず、初心者が扱いやすいラケットです。
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センコー 1500
まずは少しラケットに触れて卓球に慣れてから、本格的なラケットを選びたいという方には、この商品がおすすめです。初心者が馴染みやすいペンホルダータイプで、柔らかいコルクグリップは手が疲れにくく設計されています。
ラバーを張り替えることができないため、レジャー用や軽い練習用として使用しましょう。
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ステイヤーCS1800
あらかじめラバーが貼られた、レジャー用のシェイクハンドラケットです。今までペンホルダーを使用していたものの、シェイクハンドにも挑戦してみたいという方にもおすすめです。価格が安いため購入しやすく、シェイクハンドの入門用として役立ちます。
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水谷隼選手使用モデル ZLC FL 36611
日本人卓球選手として人気の高い水谷隼選手と共同開発したモデルです。5枚合板を採用した打球面は攻撃にも守備にもバランスがよく、上級者向けであるものの比較的扱いやすいラケットになっています。
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フレイタス ALC フレア 36841
ポルトガルのエースとして知られるフレイタス選手と共同開発したラケットです。木材には特殊合板を採用しており、5枚の合板にアリレートカーボンを織り込んでいます。
しなやかで使用しやすく、打球のスピードが出やすいのが特徴です。中上級者向けのモデルと言えるでしょう。
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バタフライのラケットから自分に合ったものを見つけよう
今回は、卓球ラケットの選び方やバタフライのおすすめラケットについてご紹介しました。正しく卓球ラケットを選ぶことは、自分の能力を最大限発揮するためにとても重要です。バタフライのおすすめラケットを手にとって、自分のプレーをより磨いてみませんか?