サーフィンを始められたばかりの初心者だけでなく、サーフィン中級者でもウェットスーツの脱着はストレスを感じます。サーフィンポンチョは身体全体を覆うことができるので、場所を選ばす着替えられ、面倒に感じる着替えを少しでも楽にしたい方におすすめです。今回はおすすめしたいサーフィンポンチョとウェットスーツの上手な着替え方を合わせてご紹介します。
あると便利なサーフィンポンチョとは?
サーフィンポンチョとは、首から被り足元まで身体全体を覆うデザインのスポーツ用具です。更衣室のない環境でも、周りの目を気にせず着替えできる便利なアイテムです。
サーフィンから上がってきた身体を乾かすのにも役立ち、その使い勝手の良さから多くのベテランサーファーに人気です。サーフィンポンチョに使われる素材は、速乾性のあるマイクロファイバーや肌触りのよいタオル地が多く使われています。
マナーを守って着替えられる
サーフィンは良い波を求めて移動することも多く、海水浴場のように有料更衣室が整備された場所ばかりだとは限りません。だからと言って、ひと目を気にせず公共の場で着替える行為はマナー違反です。
そんなときにおすすめなのが身体全体を覆うサーフィンポンチョです。場所を気にせず着替えられるサーフィンには欠かせないアイテムのひとつです。
濡れたウェットで車に乗れる
サーフィンに慣れてくると、良い波を求めて少し距離のある場所に車で移動することが多くあります。その度に時間も手間もかかるウェットスーツの脱着は面倒で、良い波を逃す原因にもなります。
急な移動でもサーフィンポンチョがあれば、ウェットスーツが吸った水を吸収してくれるので車のシートを汚れや水から守ってくれます。車用にシートカバーがあると更に便利ですよ。
浜辺で日焼け対策に羽織れる
サーフィンを楽しむ人にとって障害物のない海の上での日焼けはつきものです。サーフィンを楽しむために仕方ないとは言え、日焼けしたくないサーファーにとっては悩みの種でもあります。
サーフィンポンチョはフードが付いているので身体全体を覆うように隠せます。休憩のときにサーフィンポンチョを羽織るだけでも日焼け対策に効果的でおすすめです。
ポンチョの役目とその違い
ポンチョはカッパのカテゴリに属した衣類です。ポンチョにも大きく分けて“ファッション衣類”雨具”“スポーツ用具”の役目に分けられます。
ポンチョとは、ポルトガルから伝わった“capa(ケープ)”という言葉が語源で、裾開きの衣類に首を通し羽織った衣類すべてを合羽(カッパ)と呼んでいました。当時は種類も少ないことから、役目に分けた呼び名は必要ありませんでした。
しかし、現代では使われる目的が多様化し、役目に分けてその違いを表現するのに外来語が使われるようになりました。ここでは役目によって分けられるポンチョの違いをご説明いたします。
ファッションアイテムとしてのポンチョ
ファッション用のポンチョは主に自己表現としておしゃれ着に使われます。フードなしの形が多いのも特徴です。
おしゃれ用にリボンや飾りの付いたポンチョも多く、腰までの短いデザインや膝上まである丈の長いデザインなどブランドによって形は様々です。素材も機能的なポリエステルの素材から、上質なカシミヤやおしゃれなファーを使ったデザインまで多くのポンチョが存在します。
雨の日にあると便利なレインポンチョ
レインポンチョは雨具として雨を凌ぐために使います。フードがあって袖のない形が一般的で、レインコートに比べ通気性があり蒸れにくい特徴があります。安価な価格が求められる傾向にあり、素材は費用コストの少なく防水性の高いポリ塩化ビニルを使います。
雨の日であっても両手を必要とする自転車やバイクの移動に重宝します。丈は太ももまであるデザインが多く、傘では防ぎきれない荷物を雨から守るのにも適しています。
濡れた身体を素早く乾かすサーフィンポンチョ
サーフィンポンチョは、衣類というよりも着替えやタオル代わりとして使われる特徴があります。ウェットスーツや身体を乾かす目的から、素材は水分を吸収するコットンやマイクロファイバーが使われます。身体全体を覆う目的から、膝下までの丈の長いデザインが多いのも特徴です。
サーフィンポンチョのおすすめの選び方
男女問わず人気のサーフィンポンチョですが、使い方や目的によって選ぶデザインや素材を変えることで自分にあったものを見つけることができます。
女性は首元を隠せるタイプで選ぶ
女性の場合には、前かがみで胸元があらわになりにくい首元の狭いタイプや調整できるデザインからのポンチョ選びをおすすめします。特にサーフィン後のインナーや私服の着替え時に役立ちます。
男性は植物性繊維のコットン素材を選ぶ
男性の場合には、タオル代わりになるコットン素材がおすすめです。サーフィンポンチョがあれば無駄な荷物を増やす必要もなく移動が楽になります。無駄や手間を面倒に感じやすい男性におすすめの素材です。
サーフ頻度が多い方はマイクロファイバー素材を選ぶ
マイクロファイバー素材はコットン素材に比べ速乾性があります。素材自体が乾きやすいのでサーフ頻度の高いサーファーにおすすめです。
着替えの苦手ならフルジップアップで選ぶ
着替えのラクさを重視する方は、フルジップアップのポンチョがおすすめです。動きを制限されやすいサーフィンポンチョを、必要に合わせてジッパーを開けることで動きやすくすることできます。
おすすめのサーフィンポンチョ メンズ・キッズ5選
第5位【今治タオル】タオル生地のサーフィンポンチョ
今治タオルは日本で最大のタオル産地の愛知県の北部で生まれたタオルブランドです。100年以上の歴史がありそのノウハウから使い心地の良いタオルとして評判です。
シンプルなデザインの中にも伝統的な職人の技術を感じ取ることができるとサーフィンを初められた方へのプレゼントとしても喜ばれています。カラー展開が豊富なのも魅力で、家族色違いで揃えられるのはいかがでしょうか?
カラー | ブラック/ネイビー/バーガンディ/ブラウン/マスタード/モスグリーン |
サイズ | S/M/L |
素材 | 綿100% |
寸法 | 着丈110cm/身巾80cm/フード部分縦約28cm/袖口幅約26cm/首まわり約75cm |
第4位【TOOLS】コットンポンチョ
豊富な柄のデザインで人気の『TOOLS』のコットンポンチョです。ゆったりサイズなので海での着替えが苦手な方にもおすすめです。
カラー | モノチェック/ウェーブグレー/ブルーボーダー他 |
サイズ | キッズ/ベーシック |
素材 | 綿100% |
寸法 | 着丈110cm/身巾75cm |
第3位【Billabong】フード付きポンチョブラック印刷
『ビラボン』はオーストラリアのサーフィンブランドです。ビラボンという言葉は、オーストラリア英語で「三日月湖の流れのない水溜り」の意味を持っています。ポンチョの裾はラウンド状になっており、胸刺繍も人気です。ワンサイズのみでの展開です。
カラー | パターンブラック |
サイズ | ワンサイズ |
素材 | ポリエステル20%/ポリアミド20% |
寸法 | ー |
第2位【Hurley】BOYS O&O PONCHO 子供用サイズ
世界のトップサーファーをサポートするサーファーブランド『ハーレー』は、日本を代表する”大原洋人”や”大橋海人”のサーファーが所属しております。身長150cmまでの子ども向けサーフィンポンチョで、親子お揃いでコーディネートできますよ。
カラー | ブラック |
サイズ | 150cmくらいの身長まで |
素材 | タオル生地 |
寸法 | ー |
第1位【Hurley】MENS O&O PONCHO メンズ用サイズ
大ブレイクした人気のデザインで、もこもことした肌触りが良いと再び人気が集まっています。メンズフリーサイズで便利なサイドポケットが付いているのも特徴です。
カラー | ブラック |
サイズ | ワンサイズ |
素材 | ポリエステル90%/ポリアミド10 |
寸法 | 43×33インチ |
おすすめのサーフィンポンチョ レディース5選
第5位【HOTMANGO】マイクロファイバー ポンチョ
厚手で柔らかいマイクロファイバー素材のポンチョです。コットン素材よりも早く乾く特徴があります。洗濯で丸洗いも可能です。
カラー | ブルーホウェイル/オーシャンドリーム/クイーン |
サイズ | ワンサイズ |
素材 | マイクロファイバー |
寸法 | ー |
第4位【Roxy】Pass This On Again サーフィンポンチョ
『ロキシー』は、女性アスリートとフェミニンなファッションを融合した女性に人気の高いサーフィンブランドです。コットン素材に合わせてベロア素材が使われている女性らしいデザインです。
カラー | ブラック・フラワー・リーフ |
サイズ | ワンサイズ |
素材 | コットン/ベロア |
寸法 | 着丈120cm/、身巾83cm |
第3位【Billabong】Saltyポンチョフード付きタオル
2017年モデルの”SURF CAPSULE COLLECTION”シリーズは、トライバルデザインとレトロリミックスを融合させたデザインが特徴です。ふわっとした手触りのベロア素材で吸水性にも優れています。全面に押し出された存在感ある幾何学模様のデザインは、男女兼用で使えお揃いでコーディネートしたいカップルにおすすめです。
カラー | ブラック |
サイズ | ワンサイズ |
素材 | ベロア |
寸法 | ー |
第2位【Billabong】フード付きポンチョ シュガーパイン
サーフィンポンチョの裾がラウンド状になったデザインで、ゆったりとした着心地で身体を締め付けることのないゆとりの開放感が特徴です。とても柔らかな肌触りで大きなサイドポケットが印象的です。
カラー | パターン |
サイズ | ワンサイズ |
素材 | ポリエステル80%/、ポリアミド20% |
寸法 | ー |
第1位【Billabong】フード付き着替えローブ ポンチョ セラーペ
ベロア構造が特徴的なデザインのサーフィンポンチョです。タオル地に編み物で作られたビロードのような細かな起毛が温かく肌触りの良いおしゃれなポンチョです。ボーダー柄の色も絶妙でポンチョのおしゃれを楽しみたい女性におすすめです。
カラー | パターン |
サイズ | ワンサイズ |
素材 | ポリエステル80%/、ポリアミド20% |
寸法 | ー |
子ども用の手作りサーフィンポンチョにチャレンジ
キッズ用のサーフィンポンチョは、シンプルなものであれば1時間~2時間程度で完成します。サーフィン以外のマリンスポーツでも大活躍します。裁縫が苦手な方でも作れてしまうのも魅力です。肌の弱い子どもの場合にはオーガニックコットン素材で手作りしてあげると喜びますよ。
- 大きなバスタオルとハンドタオルを用意します。
- ハンドタオルを半分に折りフード部分の材料にします。
- 子どもの頭サイズに合わせて片辺の長い扇型にカットします。
- カットしたフードの円側を縫い合わせます。
- バスタオルを半分に折り首を通す穴を作成します。
- 縫っておいたフードと首穴とを縫い合わせて完成です。
サーフィンポンチョと合わせてウェットインナーも用意する
サーフィンに限らずマリンスポーツに欠かせないのがウェットスーツです。サーフィンポンチョと合わせてインナーを上手に活用して快適なサーフィンライフを楽しみましょう。
ウェットスーツの脱着がスムーズになる
インナーを着用することでウェットスーツ擦れを軽減できます。肌に吸い付いてウェットスーツが脱着しにくいと無理に引っ張ると破れる原因ともなるので注意が必要です。
防寒対策で保温性が高まる
サーフィンに慣れてくると良い波があれば季節に関係なく海に入るようになります。海に入る前、ウェットスーツに着替える時は素肌をさらさなければ着替えることができません。
体温が奪われないようインナーの着用とポンチョでの防寒対策は必須と言えます。サーフィン中も真冬の海はとても寒く、海の中での防寒対策にインナーの着用は有効です。
夏のレジャーにも最適
特に女性の場合にはインナーのおしゃれもこだわりたい方が多いのではないでしょうか?普段はウェットスーツに隠れるラッシュガードも、水を浴びる夏のレジャーでは紫外線対策として活躍します。
フルスーツを上手に着替えるポイント
フルスーツは保温性が高く濡れないことから秋から春先まで使える人気のウェットスーツです。しかし、保温性を高めるため身体にぴったりフィットするデザインになっています。フィットしたウェットスーツは慣れるまでが大変です。上手に着替えるにはいくつかポイントがあります。
ウェットスーツの下半身を着替えるコツ
サーフィン初心者の場合、フルスーツの着替えは戸惑ってしまうことが多いです。特に自分の身長とほぼ同じ長さのウェットスーツは、「扱いに困る」なんて声も多くあります。着替えるコツさえ覚えてしまえば後は慣れだけです。諦めずスムーズに着られるよう練習してみてください。
- 股を持ってウェットスーツをひっくり返します。
- ウェットスーツの付け根をもって片足をいれます。
- 入れた足のヒザまで履けたら、もう片方の足も入ります。
- 肌が擦れて入りにくい場合には、腰をくねらせ少しずつ上に引っ張りあげます。
上半身のウェットスーツを着替えるコツ
次は上半身を着替えるコツです。ドライスーツに比べて首を通す必要が無いので比較簡単に着替えることができます。
- 上半身のウェットスーツを上げるまえに、ファスナーの巻き込み防止に毛をまとめます。
- ウェットスーツの腕穴に手を入れ勢いよく奥まで差し込みます。
- 逆の手でウェットスーツの肩を持ち、入れた手を突き上げるように腕を最後まで入れ込みます。
- 肩を持っていた手で袖から指を入れ袖口の高さを調整します。
サーフィンポンチョを使って私服に着替えるコツ
砂地でサーフィンした時には、コンテナ内に水を張ってウエットスーツを着替えると砂まみれにならずに着替えができます。ウェットスーツはそのまま脱いでも結構大変です。その上、サーフィンポンチョを初めから被ると動きづらくなりもっと大変になります。
ウェットスーツを上手に脱ぐには、手首足首をいかに滑りやすくするかが上手にポイントです。
- コンテナ内に水を張って砂汚れを対策します。
- 足首を内側にめくっておきます。
- 手首にボディーソープなど滑りやすい液体を入れます。
- 手首の生地を左右に動かして液体を手首全体に馴染ませます。
- ウェットスーツから両腕を抜いて胸の位置まで脱ぎます。
- 両腕が自由になった段階でサーフポンチョを被ります。
- くるくる丸めるように足に向かってウェットスーツを脱ぎます。
- 内側にめくった足首に水を入れて膨らませます。
- 足首をスポッと脱いて土踏まずまでずり下げます。
- ウェットスーツとインナーを脱いで私服に着替えれば完成です。
サーフィンポンチョを使ってスムーズなサーフィンを楽しむ
サーフィンを長く愛せるかは、ウェットスーツのスムーズな着替えに掛かっていると言っても間違いではないように感じます。そして、ウェットスーツを脱着する前は裸に近い状態になるためサーフィンポンチョの存在も欠かせません。
「良い波が来ているのに何本も見逃してしまう」なんて残念な結果にならないようスムーズな着替えで満足のゆくサーフィンを楽しみましょう。特に初心者サーファーの方はサーフィンを楽しむためにもスムーズな着替えができるよう事前に練習するのもおすすめですよ。