サーフィンワックスおすすめ人気メーカー10選!塗り方・作り方についても詳しく伝授

サーフィンワックスおすすめ人気メーカー10選!塗り方・作り方についても詳しく伝授

サーフィン歴が長い方もまだ始めたばかりの人でも、上達したい思いは同じですよね。そのときに見直したいのが、サーフボードに塗るワックスです。どのようなワックスを使用するかで、パフォーマンスの向上が図れるかもしれませんので、もう一度サーフィンワックスの使用する目的や選び方、正しい塗り方やはがし方をチェックしてみましょう。あわせておすすめのサーフィンワックスメーカー10選をご紹介します。

サーフィンワックスをボードに塗る目的

まずはサーフィンワックスを使用することで、どのような効果が得られるのか確認しましょう。

滑りにくくなる

ワックスの1番の役割と言えるのが、「サーフボードを滑りにくくさせること」です。パドリングやライディング中に滑ってしまえば、一向に上達することはできません。しっかりとグリップ力を向上させる必要があります。

ワックスを塗って滑らないサーフボードに仕上げれば、やっとサーフィン上達の第一歩が踏み出せますので、ワックスは技術向上のために欠かせないマストアイテムです。

安全性が高まる

サーフボードがワックスで滑らなくなればパフォーマンスが上がりますが、それだけでなく、滑ることで起こる事故を減らすこともできます。

サーフィン中に滑らないということは安全性にも結び付くので、身を守るためにもしっかりとワックスを塗ることが重要です。

サーフボードを守る

サーフボードは長年使うほど劣化していきますが、ワックスが塗ってあることで多少の傷からは守ることができます。小さな積み重ねが、長期スパンで見ればサーフボードの寿命を延ばすことにもなるでしょう。

しかし、「ワックスを塗りっぱなしにして1度もはがしたことがない」というのは、逆に劣化を招くので注意が必要です。

サーフィンワックスの選び方は?

サーフィンワックスの種類は豊富で、好みで使い分けても良いでしょう。しかしワックスの種類などは理解して使い分けないと、求めている効果が出ないこともあるので、選び方の確認をしておきましょう。

サーフィンワックスの選び方は?

季節によって種類を使い分ける

サーフィンワックスの種類は1年中使うベースコートと、季節の水温ごとに使い分けるトップコートがあります。

ベースコートは通年を通して同じものを使用してかまいませんが、トップコートは固さが異なるので水温に合わせて使い分けましょう。種類は大きく分けると4種類です。

COLD(コールド)

コールドは一番柔らかいタイプで、冬の水温が冷たい時期に使用するタイプです。使用の目安は、水温が14℃以下になったころで、日本だと12~2月によく使用されます。

COOL(クール)

コールドの次に柔らかいのがクールで、水温が12~20℃のときに使用します。春の始まりや秋の終わりに活躍するワックスでしょう。

WARM(ウォーム)

クールより硬さがあるのがウォームタイプです。17~25℃の水温のときに使用するもので、夏本番を迎える前やその後に使用するワックスとなっています。

TROPICAL(トロピカル)

そして1番固いタイプのワックスがトロピカルです。25℃以上の水温で使用するので、本格的な夏のサーフィンに活躍し、この種類を使用している人も多いでしょう。

さらに30℃以上の水温で使用できる、スーパートロピカルという種類も存在します。

成分で選ぶ

サーフィンワックスは、種類のほかに成分の違いもあります。大きくは石油系と植物系に分かれますので、その違いを見てみましょう。

石油系のワックス

石油から取り出したパラフィンが原料となったワックスで、クレヨンやロウソクの原材料としても有名なものです。

サーフィンワックスとしてもよく利用されていますが、最近では環境問題を懸念する声が高まっていて、メーカーは石油系の成分の割合を少なくしています。

植物系のワックス

白蝋、松ヤニ、ガム系などの植物油系の成分が使用されたのが、植物系ワックスです。天然由来の成分となっているため、海を汚染しないワックスとして、サーファーの間でも主力になりつつあります。

サーフィンワックスの選び方は?

人気をレビューでしっかり確認

特に初心者の場合、どのワックスにしていいのか迷ってしまうケースも多いですが、そんなときはネットなどで商品のレビューを見てみましょう。

人気の高い商品や、レビューで高評価のものは信頼できますし、使い心地や特徴などの感想があれば、なおさら参考にしやすくなります。

料金との兼ね合い

最後は、商品のコストパフォーマンスで選びましょう。人気がある商品のなかなら、コスト重視で選んでも粗悪なものは少なく、安価でも十分なパフォーマンスを発揮してくれます。

サーフィンワックスは1個当たりの値段はさほど高くないですが、必ず使用するので消耗が激しいため、なるべく安いものから選んでおくことも重要です。

サーフィンワックス人気のメーカー10選!

バナナワックス

少量でも強いグリップを発揮してくれると、サーファーから絶大な支持を得ているのが『バナナワックス』です。がっつり厚く塗ると、ステップバックもできないほどのグリップ力との噂もあるほどですよ。

知名度も人気も抜群ですので、初心者の方がもし迷ったら、とりあえずこちらを選んでみても良いでしょう。薄く塗るだけで良いので塗る作業も楽ですし、何より消費量が少なくて済み長持ちします。

その名の通り、ほんのりバナナの香りを楽しめるので、ぜひ一度試してみてください。

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セックスワックス

世界中のサーファーから愛用され、ワックスの定番ともいえるのが『セックスワックス』です。海が近いコンビニなら店頭にも置かれているので、もしも忘れてしまっても代替しやすいのが嬉しいポイントとなっています。

さらに、このワックスのすごいところは、ベースコートを使用せず、単体でも使用できるところです。(YellowLabel以外)凸凹を簡単に作ることができ、グリップもしっかりとあるので、どなたでも使い心地が良いと感じることができるでしょう。

ボードにはしっかりと塗れますが、ウエットスーツには付きにくいので、ワックスで他のものを汚してしまう心配もありません。

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グリーンフィックス

『グリーンフィックス』はフランスのメーカーで、熱に弱いというデメリットを改良した新しいワックスを開発したメーカーでもあります。

当時熱に強いワックスというのは画期的で、夏サーフィンを快適にしてくれました。そこから人気に火がつき、現在でも高い人気を誇るメーカーとなっています。

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サーフオーガニック

『サーフオーガニック』は、その名の通りオーガニックにこだわり、遺伝子組み換えをしていない大豆が原料となっています。

それだけでなく、ワックスが入っている箱などもリサイクルペーパーが使用されているので、環境に配慮されたサーフィンワックスと言えるでしょう。

コストパフォーマンスにも優れていますが、もちろんワックスの効き目に問題もありませんので、海を大切にしたいサーファーの方は、検討してみてください。

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スティッキーバンプス

こちらもサーファーの間では人気が高く、世界最高水準のワックスとして40年以上の歴史があるメーカーです。世界中で使用されているためシェア率も高く、信頼性も高いワックスでしょう。

その人気は、独自であみ出した製法を駆使し、石油系素材が一切使用されていない点にもあります。100%エコを掲げているため、環境に優しいのが魅力です。固すぎず柔らかすぎない塗り心地と、香りもほんのりと柔らかなので、使い心地も最高でしょう。

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フーワックス

『フーワックス』はブラジルの職人が一つひとつ手作りしていて、高品質で高性能と人気のワックスです。世界のトッププロたちも愛用しているので信頼度も高く、サーフィンに慣れてきた中~上級者の方々におすすめできます。

特にグリップ力に定評があるため、ボードに吸い付くような感覚が正確な動きを実現させてくれ、このワックスにかえただけで、技術が上がったように感じる方もいるようです。

少々値段が張るのが気になりますが、サーフィンを長く深く楽しみたいなら、1度は使ってみたいアイテムです。

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マグネット

こちらもブラジル産のサーフィンワックスで、やはり粘着力が素晴らしいと評判です。

オールシーズン対応の種類もあり、夏と冬とで水温の寒暖差が激しい日本では、特に重宝するのではないでしょうか?ワックスの持ちも良いので、値段は高くてもコスパは決して悪くありません。

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テラワックス

海のことや環境のことを深く考えるなら、この『テラワックス』がおすすめです。

成分は100%ナチュラルで、世界で初めて地球環境のことについて考えられたワックスとも言われています。そのためこのワックスは土にかえることができ、人体にももちろん無害です。

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フェイマス

『フェイマス』も石油系の成分を一切排除し、環境問題について考えられた商品です。こうしてみると、やはりサーフィンワックスのトレンドは、地球環境に重きが置かれているかどうかなのが分かりますね。

グリップ力も程よく、初心者でも扱いやすいワックスでしょう。「香りが女性受けする」との声もありますよ。

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ストンプ

『ストンプ』のワックスには、おまけでかっこいいステッカーがついているものもあり、ちょっとお得感を感じます。

また、種類によってはベースコートがいらずトップコートだけで良いので、ワックスを選んだり塗るのが面倒という方におすすめです。ストンプも土にかえる優しい成分からできています。

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サーフィンワックスの使い方をマスターしよう

サーフィンワックスが選べたら、サーフボードへの正しい塗り方とはがし方を確認しておきましょう。これがしっかりとできないと、せっかく良いワックスが見つけられても、効果を思うように引き出せません。

SS_01_5,サーフィンワックス

サーフィンワックスの塗り方

ワックスは高温に弱いので、夏場は涼しい場所で使用することで上手に塗ることができます。また、地面よりも台などにサーフボードを乗せて塗ることで、安定して塗ることができますよ。

  1. サーフボードの掃除
  2. ワックスを塗るときは、まずサーフボードの掃除からしましょう。新品のボードならその必要はありませんが、以前塗ったワックスが残っている場合は、きれいにはがしておいてください。

  3. ベースコートで格子模様をかく
  4. サーフボードがきれいになったら、次はベースコートを塗っていきます。ベースコートワックスの角を使い、ボードに格子模様を描くように3~4cmの間隔で斜めのラインを引きましょう。

  5. ベースコートを全体に塗っていく
  6. 今度はベースコートワックスをボードの全面に、クルクルと円をかくように塗っていきます。こうすることで、先ほどの格子状の線とぶつかったところがツブツブとなりますので、これを全体に作っていきましょう。

    このツブツブが溝を作り、グリップ力を高めてくれるポイントですよ。ある程度の力が必要となりますので、最初はゴリゴリと塗ってください。全体に塗れたらら、ベースは完了です。

  7. トップコートを塗る
  8. 最後はトップコートワックスを塗っていきます。トップコートはベースコートより柔らかいので、軽い力で先ほどと同じように塗っていきましょう。

    このときに力を入れてしまうと、せっかく作ったツブツブが潰れてしまうので注意してください。トップコートをサーフボード全体に濡れたら完成です。

ワックスを塗る範囲は?

サーフィンワックスを塗る範囲は、パドリングのときに胸がつく位置から、足をつく位置までです。足をつく範囲は不安定ですので、初心者は特に端のほうまでしっかりと塗る必要があります。

また、波を待っているときは、お尻が当たる部分も滑らないようにしておく必要がありますので、余裕をもって広い範囲にワックスを塗っておきましょう。

必要のない部分にワックスが塗ってあっても困ることはありませんが、逆の場合は危険が伴います。ワックスはケチらずたっぷり使いましょうね。

SS_01_3,サーフィンワックス

はがし方

ワックスは毎回はがす必要はなく塗り重ねても良いものですが、ずっとそのままだと、サーフボードの破損や劣化に気がつかずに使用し続けてしまうことがあるので、定期的なメンテナンスとして、ワックスははがすことをおすすめします。

必要なのはスクレーパーなどワックスをはがす道具と、リムーバーです。

  1. スクレーパーでワックスを削る
  2. まずはスクレーパーなどの道具で、ボードについたワックスを削り落としていきます。長期間落としていなと、ワックスが固まって固くなっている場合もあるので、ボードを傷つけないように注意しましょう。

  3. リムーバーで拭く
  4. ツブツブがきれいに剥がれたら、次はリムーバーをつけた布で残ったワックスを拭き取っていきます。リムーバーはしっかり拭き取らないと、次にワックスを塗る際に付きが悪くなってしまうので、最後からぶきを徹底してください。

ワックスをはがす時期は?

ワックスをはがす時期というのは、実は意見が分かれるところです。こまめにはがしている人もいれば、ずっと塗り足している派もいて、それぞれの言い分がありますが季節の変わり目など、ワックスの種類を変える際ははがした方が良いでしょう。

確かに、ワックス全部をきれいにはがしてしまうとグリップが弱まるというのは一理あるので、ベースコートを残す程度のはがし方がしたいなら、リムーバーは使用しないでください。

ただ、長期保管するときやメンテナンスのときなどには、しっかりと全部のワックスをはがし、劣化や破損がないかのチェックをして、次のワックスを塗ることを心掛けましょう。

サーフィンワックスは自分で作れる!

意外と消耗が激しいサーフィンワックスは、できることなら出費を抑えたい部分でもありますよ。そんなときは、自分でワックスを作ってみてはいかがでしょうか?

思っているより簡単に作ることができますので、サーフィンをする回数が多い方こそぜひ試してみてください。

サーフィンワックスは自分で作れる!

用意するもの(45g分)

  • 蜜蝋……30g
  • ココナツオイル……7.5g
  • 松ヤニ……7.5g
  • おろし器
  • 湯せん用の鍋
  • 煮詰める用の鍋
  • 木ベラ

作り方の手順

  1. 蜜蝋をおろし器で、小さくすりおろしておいてください。
  2. 湯せん用の鍋に水をはり、火をかけお湯を作りましょう。
  3. 煮詰める用の鍋に、ココナツオイルと松ヤニを入れ、湯せんにかけて温めておきます。
  4. 松ヤニが完全に溶けたところで蜜蝋を入れ、さらに溶かしていきます。ここでは沸騰させないように注意しましょう。
  5. 木ベラなどでゆっくりとかき混ぜながら、すべてを溶かして混ぜ合わせます。
  6. 完全に混ぜ合わさったら火を止め、型に流し入れましょう。
  7. 冷蔵庫などで冷やして、完全に固まれば完成です。季節にもよりますが、最低でも1時間以上、固まりが悪ければ一晩ほど冷蔵庫に入れておきましょう。

自分に合ったサーフィンワックスをみつけよう!

サーフィンワックスは、サーフィンをやる上で必需品です。ボードの上で滑ることを防いでくれ、技術の向上にもつながりますし、安全面でも大きな役割を果たします。

選び方も重要で、季節に合わせて、なおかつ自分が使いやすいものをみつけることが大事なので、今回ご紹介した10選をぜひ参考にして妥協することなく選んでみてください。