バドミントンは、パワーや俊敏性だけではなく、コントロール性もプレーの勝敗や上達を左右する繊細なスポーツです。ラケットにこだわるプレーヤーは多いですが、シャトルの種類によってもプレーが大きく変わります。今回は、シャトルの種類や選び方のポイントを踏まえ、バドミントンのプレーが上達するおすすめのシャトルをご紹介をします。自分に合ったシャトルを見つけ、ぜひバドミントンの上達や快適なプレーを手に入れてくださいね。
バトミントンシャトルとは?
シャトルは、バドミントンを行ううえで重要なアイテムであり、繊細なコントロールが要求されるスポーツです。シャトルには、以下のような細かな規定が設定されています。
- 長さ:約7cm
- 重量:約5g
- 羽の先端:58mm〜68mmの円形
- コルクの直径:25mm〜28mm(先は丸いもの)
シャトルの種類は、人工素材のナイロンシャトルと、ガチョウやアヒルの天然シャトルがあります。また、その品質によって第一種大会、第二種大会で使用できるシャトルがあり、種類分けがされています。
そして、シャトルは“接着剤と“かがり糸”によって、すべての羽根の軸部分がたった2本の糸で固定されています。
これはシャトル円形部分の型崩れを防ぐ役割があり、企業ごとに開発された接着剤で強固に固定されています。この要素もシャトルの打球感やコントロール性に関わっており、品質の良し悪しを大きく左右します。
このようにバドミントンのシャトルは、小さいアイテムながらもモデルや企業によって品質が大きく異なりますので、ラケットやシューズ同様、自分に合ったシャトルを見つけることが必要です。
バトミントンシャトルの種類
材質
天然素材
天然素材のシャトルは高価で品質に優れます。使われている素材は、主にガチョウの羽根かアヒルの羽根に分けられます。
ガチョウの羽根は、羽毛の個体差が少ないため一般的な大会で公式に使用されることが多く、日本バドミントン協会によって認められ、公式大会で使用される種類もあります。なお、原毛が強いため品質は高いですが、アヒルの羽根と比べると価格が高いです。
一方、アヒルの羽根はガチョウよりも品質は劣りますが、安価のため天然素材のなかでは手軽に使える素材です。しかし、原毛が弱く個体差あるのがデメリットです。
また、天然素材のシャトルは気温や気圧など環境に左右されますので、気温によって使い分けられるよう“スピード番号”が設定されています。
天然素材のシャトルは、品質が良く打球感や飛行性に優れるため非常に打ちやすいです。大会に向けて本格的な練習をする人以外にも、初心者がコントロール性を磨くのにもおすすめの素材です。
合成素材
合成素材のシャトルは、主にナイロン素材でできています。特徴は、天然素材のシャトルと比べ、耐久性とコストパフォーマンスに優れる点です。
シャトルは、何回も強打するために羽の部分が消耗しやすく、買い替え頻度の高いアイテムです。ナイロン素材は天然素材と比べ、飛行安定性は低いですが、丈夫ですので壊れにくく長く使用することができます。
そのため、打ち込みや初心者の練習目的、趣味での使用におすすめのシャトル素材といえます。
スピード番号
バドミントンシャトルは、1番から6番までのスピード番号が決められており、季節や気温によって使い分けます。なお、スピード番号はメーカーや品番により種類数が異なるので、それぞれ覚えておくと良いでしょう。
バドミントンのシャトルは、気温が高くなるほど遠くに飛ぶ性質があり、気温が低いとあまり飛ばなくなります。また、スピード番号は、数字が大きくなるほど飛びやすくなるよう設計がされています。
そのため、夏などの気温が高い季節には数字が小さく飛びにくいシャトルを使うと打ちやすく、反対に冬などの気温が低い季節には数字が大きく飛びやすいシャトルを使うと良いでしょう。
また、バドミントンのシャトルは、気圧によっても飛びやすさが変化します。標高が高くなるほどシャトルは飛びやすくなりますので、季節や気温だけでなくプレーする地域も考慮してスピード番号を決めることが重要なポイントです。
品質
日本バドミントン協会第一種検定合格球
日本バドミントン協会が主催する大会や予選で使用されるシャトルは、シャトルケースの筒に「第一種検定合格球」を意味する金色のシールが貼られています。また素材には、原則としてガチョウの羽根を使用することが定められています。
全日本大会やインターハイなどの大規模な大会で使用されるシャトルであるため、値段は非常に高価になっており、練習で使用することは少ないでしょう。しかし、飛行性やコントロール性に優れていますので、実践に近い練習や試合用に向いています。
日本バドミントン協会第二種検定合格球
都道府県・地区町村の協会や日本バドミントン協会の加盟団体が単独で開催する競技大会で使用されるシャトルです。第一種検定合格球とは違い、シャトルケースの筒には銀色のシールが貼られています。
素材はガチョウまたはアヒルの羽根を使用することが定められています。
「第一種検定合格球」よりも使用する範囲が広くなりますので、コストパフォーマンスが高いシャトルが多いのが特徴ですが、打球性やコントロール性も兼ね備えているのが特徴です。
バトミントンシャトルのコルクの種類
天然コルク
天然コルクは、「第一種検定合格球」にも使われる非常に高価なコルクです。天然素材のため価格が高く設定されていますが、打球感やコントロール性に優れるのが特徴です。
価格よりも思い通りの打球や打ちやすさを重視する人には天然コルクが向いており、天然素材の羽根とあせたシャトルを使用することで、快適なプレーを実現します。
圧縮コルク
圧縮コルクはコルクなどの粒を集め、それを圧縮して固めることによって成形されるコルクです。そのため表面はぼこぼこしており、耐久性が少し弱く、コントロール精度は天然素材よりも落ちます。
しかし、価格が安いので、練習目的や初心者の人に向いています。
人工コルク
人工コルクは、天然素材のシャトルを参考にしながら人工的に作られたコルクで、価格が低いことが特徴です。
圧縮コルクと比べ、表面はボコボコとしておらず、天然コルクに似た素材の木を使用しているため、色や見た目がよく似ています。しかしながら、天然素材と比べやや打ちづらいので、打球感よりもコストを重視する人に向いています。
バトミントンシャトルを購入する際に気をつけるポイント4つ!
価格
シャトルは、安いもので数百円、高いと5,000〜6,000円程と、価格の差が大きいアイテムです。
シャトルは、少しの消耗でも打球感やコントロール性が変わりますので、ラケットやシューズと比較すると消耗速度がはやく、質の高いプレーをするうえではこまめに買い替える必要があります。
そのため、定期的にシャトルを購入するという前提で価格を考えることが大切です。
耐久性
単純に安いからコストパフォーマンスに優れているとは限らず、多少高くとも耐久性が良く、結果としてコストパフォーマンスに優れる可能性もあります。
そのため、バドミントンシャトルを購入する際に、練習で使用するのか、試合で使用するのかなど目的を明確にすることが大切です。また、同じ練習目的の使用でも単なる練習なのか、質の高い練習や練習試合で使用するのかにもよって大きく変わります。
通常の練習やバドミントンを始めたばかりの初心者層は、価格が安く耐久性に優れた人工素材のナイロンシャトルがおすすめです。
一方で、練習試合などの質の高い練習や中級から上級者層の人には、飛行性や打球感に優れ、コントロール性が高い天然素材のシャトルがおすすめです。そのなかでも、天然素材は人工素材より耐久性が低いですが、品質の高いガチョウの羽根を素材としたシャトルを使用すれば比較的長持ちします。
個人のレベルや目的に合わせてバランスの良い適切なシャトルを選択しましょう。
飛行性
バドミントンの飛びやすさやコントロール性に関わるのは「飛行性」です。バドミントンは、単に素早いスマッシュを打つだけでなく、ライン際の精度の高いショットや狙ったところに適切に打てるコントロール性も大切な要素です。この飛行性を大きく左右するのは、シャトルの羽根です。
羽根の素材はナイロンと天然素材に分かれています。天然素材の方が高価格ですが、羽根のばらつきが少なく一定の飛行性が得られますし、狙ったところに打ちやすい構造となっています。
また、気温によっても飛びやすさは変わるので、スピード番号が細かく選ぶことができるモデルを選ぶこともポイントです。
打球感
バドミントンの快適性やショット感を左右するのは、シャトルの「打球感」です。打球感が良ければラケットとの接地感覚が良くなり、快適なプレーや打球の感覚を磨くことに繋がり、サーブやスマッシュなどの精度を高めることができます。
また、この打球感を分けるポイントはコルクの素材です。コルクの素材もシャトルの羽根と同様、人工素材と天然素材に分かれ、天然素材の方が打球感に優れています。
バドミントンシャトルおすすめランキングTOP20!
第20位【SupronJP】永続的な黒いグースフェザーシャトル、バドミントン、屋内の屋外のゲームの訓練のための12のパック
こちらはガチョウの羽で作られたバドミントン用シャトルです。比較的耐久性がありますが試合用には向いていないため、練習用としてひとつあると便利でしょう。
自主練習として屋外で練習するときにも使用できますよ。
第19位【KAWASE】カラーシャトルコック KW-623
『KAWASE』が発売するカラフルな色が特徴の練習用シャトルです。素材はナイロンの練習用であるため、打球感やコントロール性は劣りますが、耐久性や価格が安くコストパフォーマンスに優れます。
通常のシャトルであれば6個入りからの販売が多いですが、本モデルは4個入からとなっており、使いたいときに購入できる手軽さもポイントです。
色もカラフルになっていますので、手軽に楽しみながら練習を行いたいと考える人に購入してほしいモデルです。
第18位【Minimachi】バドミントンシャトルコック MM-50
こちらの商品は、練習目的での使用に向いた耐久性のあるモデルです。素材は水鳥羽根と2層コンポジットコルクを採用しており、頑丈な作りが特徴で、スピード番号は3種類に分かれています。
日本バドミントン協会の合格球ではないので質の高いプレーには向いていませんが、初めての人や初心者の中でもとにかく安いシャトルを探している方に最適です。
第17位【頑張らないバドミントン研究会】ザ・部活シャトル
『頑張らないバドミントン研究会』のザ・部活シャトルは、工場直販でコストパフォーマンスに優れた商品バドミントンシであり、部活の練習を目的に作られています。
素材は、従来のモデルではアヒルの羽根が使用されていましたが、耐久性を考慮し黒ガチョウの羽根が使用されるようになりました。コルクは天然と人工のハイブリッドですが、ラケットと触れる箇所には天然素材を使用しているため、価格を抑えながらも安定した打球感があるのが特徴です。
本モデルはコストパフォーマンスを重視しているため、プレーの質や精度の高い練習を行いたい方には、あまり向いていないでしょう。価格を抑えながらも大量にシャトルを使いたい個人や団体のチームにおすすめのモデルです。
第16位【VICTOR】MASTER NO.1
『VICTOR』のMASTER NO.1は、日本バドミントン協会第2種公認のシャトルです。第2種のため公式大会では使用されませんが、県や市町村大会での使用は認められており、羽根とコルクの素材には天然素材を使用していますので品質は高いです。
主に大学や高校トップチームの練習球として、さらには日本リーグやKOREAナショナルチーム公式練習球としても使用され、BAC(アジアバドミントン連盟)の認定も得ています。
スピード番号も2番から5番まで細かな選択ができますので、普段の練習としてはもちろんのこと、コントロール性が必要とされる質の高い練習でも活躍するシャトルです。
第15位【MIZUNO】SKYCROSS R-2 (1ダース) 73JBB850
『MIZUNO』のSKYCROSS R-2は、SKYCROSSシリーズの中でも練習目的で使いたい人に向けて作られたモデルです。練習目的であるため耐久性が高く、シャトルを積極的に使い込みたい人や部活動など使用頻度が高い人の使用におすすめです。
シャトルの個数は、12個入りと6個入りの2種類があり、団体使用だけでなく個人で少しだけ使いたい人の購入にも最適です。
ミズノは、バドミントン以外でも有名なスポーツ用品メーカーであり、知名度も高く安心して使用できるブランドのひとつです。そのため、耐久性のあるシャトルをどんどん使いたいと考えている人や、コストパフォーマンスを重視される人におすすめです。
第14位【GOSEN(ゴーセン)】ナイロンシャトルコック GN-105H
ハードな練習や耐久性を重視する人に向けた『GOSEN』のシャトルです。素材は人工素材なので、打球感や飛行性は天然素材と比べ劣りますが、価格が安く激しいラリーや打ち込みに耐えることができます。
適正温度表示はSとMの2種類と必要最低限の設定となりますが、価格や耐久性を考えると十分な設定でしょう。パッケージのデザインもカラフルなので、おしゃれなシャトルケースを使いたい方にもおすすめです。
第13位【YONEX(ヨネックス)】メイビス40P M-40P(1ダース)
ナイロン素材と合成コルクを使用した『YONEX』の低価格モデルです。素材は人工素材を使用しているため、YONEXバドミントンシャトルシリーズの中でも耐久性に優れるシャトルモデルに位置します。
コルクには人工素材を使用しているので、打球感やコントロール性を重視する人よりも、耐久性や購入のしやすさを重視する人に向いています。
初めての人や初心者層、レクリエーション目的など気軽にバドミントンをしたいと考える人におすすめです。
第12位【REDSON(レッドソン)】RS-965N バイオレッド
日本バドミントン協会の公認球ではありませんが、『REDSON』の中でも耐久性やコストパフォーマンスに優れたモデルです。
練習用モデルとして位置づけられていますが、REDSONの特徴でもある「グース」の羽根を素材としていますので、耐久性だけではなく打ちやすさも兼ね備えています。
練習用としては少し高めの価格設定となりますので、中級者から上級者の練習目的で使用するのがおすすめです。
第11位【GOSEN(ゴーセン)】NEO FEATHER OPAL GFN-180
初心者から中級者の練習目的に作られたモデルです。日本バトミントン協会の検定球ではありませんが、アヒルの羽根を素材とした天然素材シャトルです。
アヒルの羽根は、ガチョウの羽根と比べ個体差がありシャトルのばらつきが発生しますが、代わりに安価で耐久性に優れるのが特徴です。そのため、適度な飛行性やコントロール性に加え、コストパフォーマンスも重視したい人におすすめです。
また、コルクには人工と天然素材を組み合わせたハイブリッドコルクを使用していますので、人工コルクの耐久性、コストパフォーマンスと天然素材の打球感を兼ね備えています。
本モデルは、『GOSEN』バドミントンシャトルの中でも扱いやすく、価格面でもバランスが取れているのがポイントです。練習目的だけでなく、初めてのシャトル選びで迷っている人にもおすすめです。
第10位【YONEX(ヨネックス)】メイビス2000P M-2000P(1ダース)
ナイロンを素材とした『YONEX(ヨネックス)』メイビスシリーズの中でも、上位に位置するモデルです。
シャトルコルクには、先ほど紹介した「メイビス40P」が人工素材であるのに対し、こちらは天然コルクを使用しています。「ウィングリブ構造」という技術を採用しているため、打球感が良く水鳥シャトルに近い品質を持っているモデルです。
羽根はナイロン素材のため、天然素材を使用した上位モデルと比べ価格は非常に抑えられており、激しいプレイや長期間の使用にも耐えうる耐久性があります。
温度適正分類は、2-SLOW、SLOW、MIDDLE、FASTの4つに分類され、低価格モデルの中でも細かく分類されているのが特徴です。
ナイロン素材の中では価格が少し高めに設定されていますので、中級者から上級者の練習目的やナイロンシャトルの耐久力に加えて、打球感もある程度重視したい人におすすめのモデルです。
第9位【YONEX(ヨネックス)】エアロセンサ600 AS-600(1ダース)
日本バトミントン協会検定球ではありませんが、水鳥羽根と天然コルクを使用した高品質のシャトルです。2019年1月に発売され、『YONEX』のシャトルの中でも新しいモデルです。
エアロセンサシリーズは品質が高いですが、YONEXの上位モデルと比べ価格が抑えられているのが特徴で、品質と価格のバランス性を重視したい人に向いています。
天然素材を使用した高品質シャトルを使用したい人の中でも、低価格性や練習で使いこむ目的など、耐久力を重視したい人におすすめのモデルです。
第8位【VICTOR(ビクター)】MASTER ACE
日本バドミントン協会第一種検定合格球であり、『VICTOR』の最上位モデルとして位置づけられます。このシャトルは、日本チームリーグやKOREAの公式練習球として使用されるBWF(世界バドミントン連盟)認定球です。
水鳥羽根と天然コルクを使ったコントロール性の良いシャトルであり、ガチョウの羽根を使用しているので個体差が少なく安定した使い心地が特徴です。コントロール性を要求する繊細な練習を行う場面に活躍するでしょう。
第7位【GOSEN(ゴーセン)】NEO FEATHER EMERALD GFN-130
『GOSEN(ゴーセン)』のネオ・フェザー・エメラルドは、天然素材を使用した日本バトミントン協会第2種検定球のシャトルです。第2種検定球は、小規模な大会や市町村の独立大会に使えますし、普段の練習ももちろん使えますので、ひとつ持っておくと安心でしょう。
天然素材の中でも耐久性が高いのが特徴で、コントロール性や打球感も持ち合わせており、質の高い練習にも行うことができます。普段の練習やノック球としても使用ができますので幅広い活躍く期待すること間違いありません。
第6位【YONEX(ヨネックス)】エアロセンサ700 AS-700(1ダース)
『YONEX』のエアロセンサ700は、日本バトミントン協会第2種検定球で、水鳥羽根と天然コルクを使用したYONEXの上位モデルのひとつです。
日本バトミントン協会第2種合格球のため、全日本選手権などの公式大会などには使用されませんが、日本バドミントン協会の加盟団体が単独で行う競技大会などで使用できます。
そのため、ある程度価格を抑えながらも、大会で使用される品質での練習を行いたい方に向いています。また、耐久力は天然シャトルの中でも高いので、中級者から上級者の練習目的にも最適です。
第5位【MIZUNO(ミズノ)】SKYCROSS EX (1ダース) 73JBB400
日本バドミントン協会第1種公認の、『ミズノ』のフラッグシップモデルです。SKYCROSSシリーズは、練習から大会まで幅広く対応する高品質なシャトルですが、いくつかの改良が加えられ以前のモデルよりも打球性や耐久性が向上しています。
改良点は、接着剤やコルクの厳選、回転数の再調整など細かな部分で行われ、おおもとの枠組みは変えずに、耐久性や打球感、安定性などシャトルで大切な各要素が向上しています。
MIZUNOは、安心して使える大手スポーツメーカーであり、本モデルはフラッグシップモデルです。そのため、高品質なシャトルを使いたいもののどんなシャトルが良いか分からない人や、質の高いプレーを目的とした練習などにおすすめです。
第4位【REDSON(レッドソン)】RS-999N ブラック
こちらは日本バドミントン協会第1種公認球で、『REDSON』の最上位シャトルです。シャトルの羽根にはグース素材を使用していて、独自のカット法により天然素材の打ちやすさと耐久性の両方を実現させています。
さらに、素材のグースは10月~1月の寒い時期に中国・東北地区から採取され、特に油分が多い羽根を厳選して使用するなど、丁寧なシャトルづくりが行われています。
丁寧に作られた高品質シャトルにも関わらず、他のメーカーの最上位モデルと比べると価格は少し低めに設定されているのでおすすめです。品質を追求する人はぜひ使用してくださいね。
第3位【GOSEN(ゴーセン)】NEO FEATHER PLATINUM GFN-110
天然素材を使用した『GOSEN』シリーズの中でも最上位の高品質モデルです。日本バトミントン協会第1種検定球であり、公式大会にも使用されています。
GOSENは、大阪に本社を置く国産メーカーであり、品質や安全性には定評があります。本モデルは、GOSEN最上位モデルのため、打ちやすさやコントロール性に優れ、質の高いプレーや練習を行うことができるのが特徴です。
価格が高いので毎日の練習には向いていませんが、本番に向けた質の高い練習やコントロール精度を上げたいときに向いているシャトルです。
第2位【YONEX(ヨネックス)】トーナメントF-90(1ダース)
『YONEX(ヨネックス)』のトーナメントF-90は、日本バトミントン協会第1種検定球で、素材は国産の水鳥羽と天然コルクを使用したYONEXの最上位モデルです。
YONEXは、シャトル以外にもラケットやシューズ、ウェアなど、バドミントンアイテム全般を展開しており、公式大会でも頻繁に目にする有名ブランドです。
日本バトミントン協会第1種検定球で、日本製の品質が高い天然素材を使用しているため、コントロールが特に行いやすいでしょう。打球感にも優れるので公式大会でも実際に使用されています。また、温度表示番号は1〜7まであり、気温や地域によって細かく選択ができるのも魅力です。
高価なバドミントンシャトルではありますが、公式大会と同じコンディションで練習したい人やコントロールの精度を上げたい人など、質の高い練習をしたい人におすすめのシャトルです。
第1位【YONEX(ヨネックス)】ニューオフィシャルF-80 (1ダース)
日本バトミントン協会第1種検定球で、水鳥羽根と天然コルクを使用した『YONEX』の上位モデルのひとつです。
日本バトミントン協会第1種検定を合格しているため、公式戦でも使用される高品質のシャトルです。先ほど紹介した「トーナメントF-90」は国産ですが、こちらは中国製のため価格が少し抑えられています。
そのため、コントロール性や打球感は高品質ながらも、上位モデルのなかでは比較的手が届きやすい人気モデルです。また、天然素材を使用しながらも耐久性の高さも持ち合わせているのが特徴で、公式大会と同じ環境で練習しながらも、激しいプレイや長期間の練習にも耐えることができます。
バドミントンシャトルの正しい保管方法
シャトルケースにはコルク部を下にして入れよう!
シャトルケースへの保管時には、コルク部を下にしてシャトルケースを立てた状態で保管するのが寿命を長持ちさせるポイントです。
傾いた状態や寝かせた状態で保管すると、シャトルの羽根部分に癖がついてしまいます。癖がついた箇所の修復は難しく、飛行安定性やコントロール性などを著しく低下させる原因となります。
飛行が不安定なシャトルを使うことは、質の高いプレーができなくなるだけでなく、寿命をより一層早める原因となりますのでコスト面でも重要となってきます。
また、持ち運び時にバックなどに入れる際には注意が必要です。バック内の傾かない場所に入れたり、シャトルだけ別のバックに入れて持ち運んだりなど、シャトルケースが傾かないように気を付けましょう。
シャトルキャップはしっかりと閉め密封を行う!
シャトルは非常にデリケートなため、シャトルケースをしっかりと密閉して管理しなければ、シャトルの変質が起き寿命が落ちてしまいます。
また、気温や湿度変化に特に弱く、シャトルケースの蓋を閉めないだけでも品質の悪化に繋がります。シャトルケースの蓋が空いたままだと、直射日光や冷暖房の風、湿気など様々なダメージにさらされてしまいます。
さらに、夏場や冬場の管理は特に慎重に行うことが大切です。夏場では高温多湿の環境によりシャトルが溶けだしたり、カビがはえる可能性があります。乾燥しやすい冬場ではシャトルの破損にも繋がります。
高温多湿や乾燥などを避け、直射日光の当たらない風通しが良い場所で管理することが大切です。
シャトルの出し入れは一方通行で行う!
ケースの出し入れも慎重に行う必要があります。
シャトルをケースに入れる際には、一方通行で行い入れる向きも同じにします。取り出す際には同じ方向から取り出し、逆側から取り出さないように注意します。逆側から取り出してしまうとシャトルが逆立ち、変形や逆立ちの原因となってしまうからです。
出し入れに少し気を付けるだけでも、シャトルの寿命が伸び快適なプレーができますよ。
自分にあったバドミントンシャトルを見つけてパフォーマンスアップしよう!
今回は、シャトルの種類や選び方のポイントを始め、おすすめのシャトルの紹介をしました。シャトルは、バドミントンラケットと同じく、プレーの質に関わる大切なアイテムです。
目的やレベルによって使い分けて、お気に入りのシャトルで快適なプレーを目指してくださいね。